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ラボ分析計

ガスクロマトグラフ付き質量分析装置(GC-MS)の基礎

<概要>

GC-MSは有機化合物の定性・定量を目的とした分析装置で、揮発性の混合試料を分離するガスクロマトグラフ(GC)と質量分析部(MS)を複合した装置です。

複数の成分を含む試料がGC部で単一成分に分離され、質量分析部で個々の成分のMSスペクトルを測定することにより成分の定性を行い、MSにより検出されたイオンの強度により定量を行います。

  • 微量有機物の同定・定量が可能
  • サンプルの種類や目的に応じて、様々な捕集方法が選択可能
  • サンプルの種類や目的に応じて、様々な捕集方法が選択可能
  • 分子量が比較的小さく、揮発性成分の解析に有効
  • イオン交換樹脂カラムを用いることで、イオン成分の導電率を測定することで効率的・選択的、高感度にイオン分析できます。
<用途>
  • 環境:大気・水質・室内環境中のVOC分析など
  • 食品:食品中のにおい成分分析、食品中の残留農薬分析など
  • 医薬品:医薬品中の在留溶媒の成分分析など
  • 化学工業:材料・製品中の添加剤成分分析、アウトガスの成分分析など
<基本構成>

GCMS模式図

  1. 注入口で加熱により気化したガスは不活性キャリアガスによって運ばれ、キャピラリーカラムに送り出されます。
  2. ガスとカラム内部との親和性による移動スピードの違いや、カラムを昇温加熱したときの沸点の違いを利用して、ガス内の成分は分離されます。
  3. 分離された成分は高真空に保たれたイオン源に導入されて、電子線照射などによってイオン化されます。
  4. その後マスフィルター(四重極)で質量/電荷数(m/z)ごとに分離され、検出器で計測されます。